ササクレポン

ただのメモ帳のようなもの

これは芝居ではありません

前の日曜に、もうすぐ無くなるらしいフェスティバルゲートにある劇場「Art Theater dB」にて、劇団「ミジンコターボ」の初公演を観に行きました。その前説で、「役者が芝居中に(うにょうにょ)ってセリフを言いましたら、それは地震が起こったという合図です。すぐに近くの係員に従って、劇場の外に出て下さい。」という説明がありました。それを聞いた瞬間は「ど〜ゆ〜こと?」ってカンジやったけど、話の続きを聞いてみて、ものすごい納得しました。

どうも数週間前に同劇場で別の劇団が芝居をしている最中に、実際に地震が起こってしまったらしいのです。このまま続けるのは危ないと思った役者達は「地震ですので、芝居は一旦中止します。避難しましょう。」と舞台で説明をしました。ところが、お客さんは地震には気付かず、その説明も芝居だと勘違いしてしまったようなのです。なぜなら、この劇場はフェスティバルゲートの中にあり、名物アトラクションである「デルピス・ザ・コースター」というジェットコースターが近くを通過します。つまり、芝居中に定期的に「ゴ〜」という地鳴りがするのです。芝居に没頭するお客さんは、当然、地震をジェットコースターと勘違いしてしまった、という訳なのでした。と言うか、なんでそんな雑音が入るようなところに、劇場を建てたんやろ?謎です。