ササクレポン

ただのメモ帳のようなもの

18年経って、見つけた・・・!

小学校を卒業して知らない町に引っ越してあと数日で中学校の入学式。私はどんよりしてた。取り壊される前の家。たくさん探したけれど見つからなかったあの本。友だちから借りたマンガの本。それはとってもグロテスク。主人公の少女。彼女が出会う誰もが彼女に殺される。友だちも親戚も知らない人も。少女は笑顔をふりまきながら残酷に人を殺していく。少女マンガなのに。少女マンガだったと思う。キラキラした瞳だった。気がする。確か人を殺しすぎて修道院に引き取られたような。それからなんかしらの方法で修道院から逃げた。気がする。それからどうなった?ていうか誰が修道院に連れて行ったの?その人はなぜ殺されなかったの?あれから18年。もんもんとして。ググった。情報が少なすぎてヒットせず。数ヵ月後。もいちどググった。ヒットした。タイトルがわかった。聖ロザリンド。ヤッター!マイナーなのかと思ったのだけどどうもかなり有名な本らしい。Amazonで買った。読んだ。お父さんが修道院に連れてったんだ。シスターをみんな殺してしまったんだ。ナゾがすべて解けた!満足!でももう友だちにこれを返すことができないんだ。その友だちが誰なのか覚えてないしそもそもこれを友だちから実際に借りたのかどうかもよくわからない。この本は一体誰のだったのだろう?

聖ロザリンド (ホーム社漫画文庫)

聖ロザリンド (ホーム社漫画文庫)