ササクレポン

ただのメモ帳のようなもの

末満健一×千年女優の組み合わせが神すぎて鼻血でた。あと今敏監督にサイン&イラスト描いてもらっちゃって更に鼻血止まらなくなった。

末満さん(末満健一)が「ピースピット」以外の劇団の演出やるってのと、それが私の大好きな今敏監督の「千年女優」だってので、観に行ってきた。舞台版・千年女優。観た後で気付いた。観る前でもわかったことなんだけど。末満健一×千年女優の組み合わせは神。千年女優のメインキャストは3名。伝説の大女優・藤原千代子、千代子のファンだった立花源也、カメラマンの井田恭二。語られる千代子の過去。女優になる前の千代子。満州に行った時の千代子。役者としての千代子。話が進むにつれて彼女の記憶と映画の世界と現在が段々と入り混じっていく。なぜか記憶の中の千代子が現在の立花と会話したり、なぜか立花が記憶の中の役者になってしまったり。そういう不思議な世界を末満さんはなんなく表現するできる。なぜなら一人の役者が多人数役を次々に切り替えながら多くの役をこなす芝居を彼は創造してきたのだから。舞台版・千年女優を演じる役者は「TAKE IT EASY!」の5名。全員女性。全員が千代子役であり、全員が立花役であり、全員が井田役であり、全員が千代子が語る過去に登場する人物を演じていた。ストーリーと演出の相性が良過ぎる。途中この演出をネタにした展開もあり。イスの使い方やっぱ上手いな。末満健一ワールドおもしろい。ピスタチオの良いところを継承してると思う。基本的にアニメ版と同じストーリーだった。アニメ版と異なる点といえば視点かな。トークショーでもコメントしてたけど、アニメ版は立花から見た視点で男性的だけど舞台版は千代子の視点が多くて女性的だったと思う。まあそんな感じで、かなりおもしろかった。2chで「無理」「また原作レイプか」ってdisられてたみたいだけど*1、残念ながら神舞台でした。「TAKE IT EASY!」の役者さんも予想以上にレベル高かった。トークショーでコメントしてたDVD化は実現するんだろうか。実現したら是非とも手に入れたい。

そう、トークショー。芝居終了後にあったんだけど、そのメンバーが「TAKE IT EASY!」の役者さんと末満さんと音楽を担当された和田俊輔さんとなんと今敏監督!マジですか!アニメ版・千年女優の裏話がちらほら聞けた。千年女優のセルと今敏監督のサインが当たる抽選とかあって。ワーワー。残念ながら抽選には当たらなかった。セルの入ったマッドハウスの封筒が欲しかった・・・←そっちかよ!けれど、トークショー終了後、グッズ販売エリアに監督が登場!即席のサイン大会!パンフレットにサインしてもらった・・・>< 千代子のイラストまで描いてくださった・・・>< 握手してもらった・・・>< ああ、なに喋ったか思い出せないくらい緊張してしまった>< 監督ありがとうございます><

ただ・・・ちょっと気になったのが、芝居そのものを純粋に楽しみたいって人以外の人が沢山来てたんじゃないかなーって思う。まあその今敏監督を見たいっていう目的で。個人的には、トークショー要らなかったんじゃない?って思った。監督ファンとしては嬉しかったんだけど。なんか、でも、うん。末満さんと「TAKE IT EASY!」の芝居を観にきた自分としては複雑な気持ち・・・。

千年女優 コレクションBOX (初回生産限定版) [DVD]

千年女優 コレクションBOX (初回生産限定版) [DVD]

*1:http://b.hatena.ne.jp/entry/http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51400455.html ←舞台版特設サイトで末満さんがこれのスレに対してコメントしてて笑ってしまった