ササクレポン

ただのメモ帳のようなもの

母親と霊感

斎場を出た後、高槻のおばあちゃんの家に行き、前からさんざん言われてきた、私の持ち物の整理をすることにしました。短大時代に使っていたノートや資料を片付けていたら、母親が卒業パンフレット(と言っても、短大から配布されたものではなく、誰かの卒研で作ったパンフです)を手にとり、写真を見ながら「なんかこの子、気持ち悪いね」なんて酷いことを言うので、「ひどーい」と言い返してその子の写真を見たら、数年前に亡くなった子だったのでびっくりしました。

昔から、うちの母親にはこういう能力があるんです。

「そう言えば、昨日、家に帰ってきて階段上がった時に、ふと線香の香りがしたから、『犬コロ死んだ』って思ったら、ホンマに死んでたわ」

実家には仏壇はありませんし、線香は今日から焚き始めたので、香る筈がありません。けれども、母親には感じるんだそうです。

母親のその能力が、新たな違和感を感じないことを祈ります。