ササクレポン

ただのメモ帳のようなもの

悲しみの室戸岬ドライブ

旦那が今日明日とお休みをもらったので、高知県室戸岬まで1泊2日くらいのドライブ旅行をすることにしました。「動物占いはオオカミ」の旦那は、一人で過ごせる車がとっても大好き(笑)で、近畿はもちろんその他地方まで車でちょくちょく遊びに行ったりしてるんです。で、今回今日明日の休みを含めて4連休のちょぴっと長いお休みになったので、「ちょっと遠くに行きたいなあ」「ほな、四国の室戸岬にしよかー?」という事になり、久しぶりのドライブ旅行を満喫することにしました。

「じゃあ、今、四国にいるのー?」とお思いのあなた!・・・いいえ、居ません。それは何故か?

これから、悲しみに満ちた怒涛の一日をおおくりさせていただきます。

出発〜道の駅うずしお

家を出たのは朝の9時頃。とりあえず淡路島までは高速で飛ばしまして、淡路ICを降りてからは海沿いの下道をひたすら南下。海沿いには海産物の加工工場が多いので、少し開けた車の窓からいかなごのイイ香りが漂ってきて、しきりに白米が食べたくなりなりました(笑)。

13時頃に道の駅うずしおに到着。昼食をとることに。旦那はタコカレーを、私はワカメうどんを注文しました。タコカレーのタコはとってもやわらかくて美味しいんだとか。ワカメの色したワカメうどんも美味しかったー。なるとのグルグルの部分もワカメ色でした。デザートのビワゼリーはこちらのお土産品。あっさりしてこちらも美味しかったです。

  

いつもなら、大鳴門橋下に移動してうずしおを見ることができるのですが、今日は何故か橋下に通じている通路が閉まってました(三枚目の写真)。平日は行けないのでしょうか?でも、今日は急いで室戸岬まで行かないといけないので、開いてても行けないのです。煮タコもいかなごも帰りまで買えません。我慢なのです。(><)

道の駅うずしお〜道の駅公方の郷なかがわ

淡路島南IC〜鳴門北ICだけ高速に乗って橋を渡り、やっとこさ四国に上陸。それから下道をひたすら南下。

途中ブックオフを見つけたので、ちょぴっと寄って↓を購入(笑)。

からすのゆうびんきょく (こどものくに傑作絵本)

からすのゆうびんきょく (こどものくに傑作絵本)

15時頃、そろそろ運転手の旦那が疲れ始めたので、道の駅の公方の郷なかがわ(写真)に車を止めて横になって休憩。私は道の駅内をブラブラ。産直市で40円のほうれん草を見つけて買いたくなりました。安いー。小腹がすいたので、焼き芋を購入。お店のおじいちゃんが「熱いけんねー」と袋に入れてくれました。阿波弁って(・∀・)イイ!


道の駅公方の郷なかがわ〜お遍路を見る

どれくらい走ったのでしょう。ともかく室戸岬は遠いのです。と言うか、道の選択を間違ったのかも。ずっと海側走ってましたから。できれば日の入りを見たかったので(旦那は日の入りを見たことが無いらしい)、なんとか日の入りまでには室戸岬に着きたい気持ちで頑張りました。あ、頑張ってたのは旦那で、私は助手席で景色を楽しんでましたが(笑)。

海側の道はお遍路の道なんですね。白衣を着た『歩きお遍路』をしてらっしゃる方を何人も見かけました。「車で移動するのも大変なのに、徒歩で移動するだなんて何日かかるんやろう?」「そう言えば、映画『死国』でやってた逆周り(『逆打ち』って言うんですね)する人って実際にいるんかなあ?死人が生き返るんやっけ?」なんて考えたりしてました。

お遍路を見る〜悲劇の電話

あと30分強くらいで室戸岬に着くかなあと思ってた時、突然旦那の携帯が鳴り響きました。電話番号を見ると、旦那の会社(私が去年退職した会社)からです。嫌な予感がしつつも、運転している旦那の代わりに私が電話に出ることに。電話の主は、以前お世話になった上司の豪徳寺さん(仮名)でした。

で、用件を聞くと「お客さんから電話があって、急ぎの仕事が出来たから、申し訳ないけど明日出て来て欲しい」んだとか。マジですか!?Σ(゜д゜lll)豪徳寺さん(仮名)からお客さんの電話番号を聞いて、旦那がお客さんに連絡して状況うかがい&交渉してみても、やはりどうしても明日やらないといけない仕事なんだとか。

え?と言うことは・・・出戻りってことですか?今日中に大阪に帰るってことですか?

( ゜Д゜)ポカーン ( ゜Д゜)ポカーン

お客さんとの長い電話が終わった後、車の中は重たい沈黙に包まれました。

悲劇の電話〜佐喜浜

不憫です。旦那が不憫でなりません。久しぶりの遠出でキャピキャピ喜んでた顔が今では嘘のようにどっぷり沈んでます。可哀想過ぎです。でも、落ち込んでる暇はありません。今はもう17時。遅くとも夜中には大阪に帰らなければなりません。あと数時間しか残されてないのです。「ともかく早く帰ろう」と言うと、旦那は「や、室戸岬は行く」と答えました。え?マジ?( ゜Д゜) 確かに、あと30分くらいで着くのなら、行くも行かぬもあまり大差無いのでしょう。それに、室戸岬に行きたいが為にこんなに(旦那が)頑張って来たのですから、それこそ行かなきゃならんって感じ!

と言うことで、悲しみをこらえつつも、室戸岬に向かうことにしました。

旦那が重たいため息を何度ついたかわからない夕方の18時前、海岸沿いを走っていたら岩場の海岸(佐喜浜)が見えてきました。旦那はこういうところが大好き。階段を見つけたので、路肩に車を停めて岩場に下りることにしました。

大きな岩も小さな石も丸くてころころ。海水はとってもキレイ。波がかぶる岩場にはカメノテなどが密生してました。波打ち際から少し陸にあがったところには、キレイな貝がごろごろ転がってて、お持ち帰りー。面白い石ころも一緒にお持ち帰りー。石の周りに白い線があるんです。これって灰色の石+白い薄い石+灰色の石が合体してできた石なんでしょうか?誰か教えて下さいー。

  

佐喜浜〜室戸岬

日が暮れてきたので、もう日の入りには間に合わないんだろうなあとは思いつつも、室戸岬へと向かいます。有名な夫婦岩すらチラ見程度で済ませ、どんどん南へ進みました。

そうしてとうとう室戸岬の標識が見えた時、ちらりと視界に入った海と空の境界に、今にも消えそうな赤い点が見えました。日の入りだ!なんとか間に合ったと思い、急いで車を停めれそうな場所を探しました。運転している旦那からは、日の入りが見えないので。駐車場はすぐ見つかったので、さっと車を停めて、海を見たら・・・なんと太陽はもう沈んでしまってました。そんなー。数秒前にはまだ見えていたのにー。ショックー。旦那の日の入り初体験ならずでした。それでも、赤く染まった空と海はキレイでしたし、満足です。

室戸岬自体はあまりお店もなく、大きな岩がゴロゴロしている岩場でした。遊歩道があるみたいなんですけど、日が昇ってない時間帯に行くのは危険なので、残念ながら行けませんでした。またここに来る機会があれば、遊んでみたいと思います。

  

(続く)