親戚の90歳を超えるお婆ちゃんが、デイサービスやショートステイを利用していた特別養護老人ホームへ入居することが決まった。介護から開放された家族は安堵の表情。これでひと安心。よかったよかった。ーーーとは思いつつ、私は複雑な気持ちになった。
お婆ちゃんは、入居待ち数十名を差し置いて入居できたのだ。
なぜ入居できたのか?理由は、お婆ちゃんの娘がその老人ホームで少し前まで働いていたから。老人ホームとしても、よく知っている老人とよく知っているその家族の方が安心して迎えることができる、ということらしい。うーん。
親戚としては、入居できてありがたいとは思う。けれど、こういう裏事情があっての入居と聞くと複雑な気持ちになった。世の中はコネで回っているんだと。